あなたは今どこの銀行にお金を預けていますか?
いきなり結論から入りますが、長野県には都心部にたくさん支店がある、いわゆるメガバンク(三菱UFJ、みずほ、三井住友)と言われる銀行の支店の数がびっくりする程少ない、と言うかほぼ無いです。
これは長野県に限りませんが、地方に行くと地元の銀行や、ゆうちょ銀行の方が支店がたくさんあって便利です。
もしあなたが長野県に移住するなら、その前に口座を開設しておくべき銀行をまとめました。
長野県の銀行ならまずは八十二銀行を検討しよう
信州人に「長野県の銀行と言えば?」聞けば、みんなが口をそろえて八十二銀行(通称はちに~)と答えるはず。
それぐらい長野県ではメジャーな銀行です。
八十二銀行を使う3つのメリットとデメリットを紹介します。
メリットその1、みんな使っている
一番のメリットはこれ。
個人も会社も八十二銀行を使っていることが多いんです。
なぜ、みんなが使っていると便利なのかというと、振込み手数料の問題です。
普通に銀行に行って他の口座にお金を振り込む場合は、八十二銀行に関しても振込み手数料が108円、もしくは216円かかります(振込み金額によって変わります)
ただ、今はインターネットバンキングがあります。
八十二銀行のインターネットバンキングなら、同じ八十二銀行の口座に振り込む場合は手数料が無料です。
インターネットバンキングで同じ銀行内の口座の振込み手数料が無料というのは、他の銀行でもありますが、振り込む相手(例えば大家さんに家賃を支払う場合)が八十二銀行であることが多いので、まずは八十二銀行で口座を開くことを検討すると良いでしょう。
メリットその2、ATMが使いやすい場所にある
スーパーのATMには八十二銀行が入っている事が多いです(個人の見解では)
むしろ他の銀行のATMが入っているなら、八十二銀行も入っている事が多いかなと。
自治体の役所にも一部入っていますし、普段お金を使う場所にATMが入っているのは、急にお金を引き出したい時に便利です。
メリットその3、県外のローソンならお金を引き出す際のATM手数料が無料!
なぜか県外のローソンでは平日のAM8:45~PM18:00の間に限り、お金を引き出し、借り受けの手数料が無料で利用できます。(県内のローソン、または振込み手数料は有料なので注意)
長野県ではメジャーな八十二銀行ですが、県外に出ればまず支店を見かけません(関東地方だと東京、埼玉、群馬県に14支店のみ)
信州人が県外へ行った時に、急にお金が必要になっても、全国どこにでもあるコンビニであるローソンなら無料でお金が引き出せるのは嬉しいですね。
ちなみにセブン銀行でも取り扱い可能な事も覚えておくといざという時に役立ちますよ(手数料は有料)
追記:ファミリーマートなどに設置されている「イーネットATM」でも長野県外なら引き出しが無料(平日の8:45~18:00まで)で利用できます。(県内は有料)
いつも支店が混雑しているのがちょっと…
あえて言うなら、支店に行った時に、常にお客さんがいっぱいで混雑していることでしょうか。
特に休み前や休み明けには人が並んでいて、手続きに時間がかかる印象です。
その点では、後述する長野銀行だと(失礼ですが)空いている事が多いです。
待つのが嫌な方、八十二銀行以外の口座で問題ない方は長野銀行もうまく活用すると良いですよ。
参考:八十二銀行のHP
追記:ぐるっと信州ネットという提携があるそうで、しんきんのATMでも平日の8:45~18:00までなら八十二銀行の口座から無料で引き出しできます。
八十二銀行のATMが混雑している時にとても便利ですよ!(正直教えたくなかったりする…笑)
JAバンクもあると便利
長野県は農業県でもありますので、JAバンクを利用している方も多いです。
まだ口座を持っていないなら八十二銀行といっしょにJAバンクの口座もあると便利。
以下、2つのメリットとデメリットを紹介します。
メリットその1、同一のJA内あてなら振込み手数料無料
よくお金を振り込む先の口座がJAバンクなら、絶対に同じJA内の口座を作りましょう。
同一のJA内であれば、ATMでの振込み手数料が無料です。
大事なことなのでもう一度、振込み手数料が無料。
同じ県内でもJAが違うと手数料がかかりますので良く確認しましょう。
ちなみに私の住んでいる北信地方だとJAながのとJAグリーン長野とJA中野市と3つあるので注意が必要。
メリットその2、提携先の銀行が多い
平日のAM8:45~18:00までなら三菱東京UFJ、ゆうちょ、セブン銀行やローソンのATMで入出金の手数料が無料で使えます(一部の銀行では土曜AM9:00~PM14:00も無料)
近くにJAバンクが無くてもコンビニやメガバンクでも手数料が無料で使えるのはありがたいですよね。
あえて言うならATMの場所
デメリットまでいきませんが、ATMの「数」は割りと多いですが、ATMの場所が人によっては普段行かない所にあったりします。
なので、農協に出入りしない人にとっては無料でお金を振込みたい時に、わざわざJAのATMまで行かないといけないのはデメリットかも。
また、インターネットバンクでも同一のJA内でないと、振込み手数料がかかるのが地味に痛い(県内JAでも手数料がかかるので)
その代わり、前述した引き出しが出来る提携先の銀行が多いのは魅力でもあるので、持っておくと便利な事は間違いないです。
参考:長野県JAバンクのHP
「守り」のゆうちょ銀行
全国どこにいってもATMがあり、探しやすいのが特徴のゆうちょ銀行。
その2つのメリットとデメリットをまとめました。
メリットその1、全国どこにでもある安心感
郵便局なら全国どこへ行っても必ずあります。
それがどんな時に役に立つかというと、移住した時の住所変更の窓口をどこでも変更できる!といういこと。
移住する前にゆうちょ銀行に預けておいて、そこから八十二銀行などの地銀の口座を開設してお金を移せばスムーズです。(他銀行間の入出金はネットバンキングだと手数料がかかり、実際に銀行に行った方がスムーズ)
メリットその2、旅行の際にとても便利
旅行に行った時に急にお金が必要になった時に、とても頼りになるのがゆうちょ銀行。
全国津々浦々にある=どこに行っても無料で預金を引き出せるという事。
私も沖縄の石垣島に旅行に行ったときに、ゆうちょ銀行の真のありがたさが分かりました。
手数料がかかる…
以前まで、ゆうちょ銀行間で振込み手数料が無料でしたが、現在では有料になったのでメリットが少なくなりました。(ネットバンキングのゆうちょダイレクトなら月5回までなら無料)
ゆうちょ銀行をメインバンクとして積極的に使うには手数料をに取られる事が多いので、あくまで「困った時のための守りの銀行」として預けておくと良いですね。
参考:ゆうちょ銀行のHP
その他長野県でおすすめの銀行口座
場合によっては口座を作る事を検討するべき銀行を2つ紹介していきます。
地銀2番手の長野銀行
長野銀行はなんと言っても八十二銀行より混んでいない事がメリットです。
またインターネットバンキングなら、長野銀行の口座間の振込み手数料が無料なので長野銀行に振込む事が多い方は積極的に使いたい所です。
ただ、ATMが八十二銀行に比べると少ないので、自分が良く行く場所のATMにどこの銀行が入っているかでメインを決めると良いでしょう。
参考:長野銀行のHP
ネットの振込みがメインなら楽天銀行も検討の余地あり
楽天銀行はインターネット専業の銀行ですが、給与や年金の振込み先を楽天銀行に指定すると他銀行への振込み手数料が毎月3回無料で利用できるのが最大のメリットです(条件によっては最大5回)
また、自動引き落としを利用すると楽天スーパーポイントが貯まるので、楽天カードをお持ちの方なら口座を開設しておいてまず間違いないです。
また、楽天銀行は金利が高く、他のほとんどの銀行の金利が年0.001%のところ、年0.02%と他と比較して約20倍となり、とても有利なんです。
また、楽天証券の口座も開設して口座間を連携させると金利が年0.1%!
年0.02%からさらに5倍になるので、お金を預金する口座としても適しています。(ちなみにクレジットカードを作るハードルはありますが、金利だけなら年0.12%とさらにお得なイオン銀行もあります)
参考:楽天銀行のHP
ながのーと。まとめ
- いつでも、すぐにお金の出し入れがしやすい場所にある銀行
- 振込みをする事が多い銀行、もしくは振込み手数料が安い(無料の)銀行
- 何かあった時に使う為のお金で、それでいて投資に回さないお金を預けるための金利が高い銀行
- どこにでもATMがある銀行
この4つの中から自分にあった銀行を選ぶようにしましょう。
個人的にはゆうちょ銀行(どこでも使える用)、楽天銀行(高金利&手数料無料)、それ以外に1つか2つの銀行を、紹介した中から、ATMの場所や家賃の振込み先の銀行などから選ぶと使いやすいので是非試してみてくださいね。